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 ちょっとばかり面白い塗装方法を思いついたので記事にしておきます。

 「オレンジ」の表現に苦労しているとボヤいたけど 以前から気になっていた事を試して
 みたところ なかなかの効果があったのです。

 下の画像はプラ板にオレンジベタ塗りをした状態。
         01.JPG

 で、今回 思いついた事を試してみました。
         02.JPG

 画像では分かりにくいかと思いますが、褪せた表現が出来ます。
 いろいろな書籍などでは「経年変化」や「退色」と表現される事が多いのですが、私のイ
 メージではそういう表現をする事は「褪色」という漢字が適当だと思います。
 字の如く風雨や紫外線によって塗装が「褪せる」のを模型に強制的に表現するからです。
 今回の技法は他の色でフィルターをかけるとかドライブラシをしたワケではありません。
 文字通りに塗装面を力技で「褪せらせる」のです。
 実際にFALKEのオレンジ基本塗装を行った面では・・・

          03.JPG

 こういう表現になります。

 案外 「面 (パネルごと)」の作業がし易いというか、狭い面でしか出来ないので時間は
 ある程度は掛かるのですがそれだけの甲斐はあると思っています。
 通常のウェザリングではよほどの技術がないと筆を走らせる一方向への表現になるの
 ですが、この方法では分散型の褪せ方表現が簡単に出来ます。

          04.JPG
 デジカメの性能が低いので肉眼で見た時のように上手く伝わりませんが、言葉にすれば
 スポンジチッピングのように「意図的にランダムに褪色表現」が出来ます。

 模型において「古びて見える」という事を表現する場合は、基本的には「褪せる」と「黒ず
 む」の二種類があると思います。
 今回の技法は作用をさせようとする塗装面が「彩度の高い」ものと「明度の低い」ものと
 いう要素を持つ色の限定技で「褪せる方向」にもって行く技です。

 この技法を不向きな色に行った場合は

        05.JPG

 このように効果がハッキリとしません。
 特に白やレモンイエローなどの塗装面では殆ど効果を発揮する事が出来ません。
 そういう色には「黒ずむ」という表現をしなければならないのですが、相反する表現を共存
 させる方法を模索する必要があります。

 む・難しい・・・
 でも、楽しい。

 ここまではまだ基本塗装の域から出ていませんので「ウォッシング」をした場合に この塗装
 面がどう変化するかも興味深いです。
 最悪はこの技法がウォッシングにより消えてしまうかもしれませんが、これも経験値を上げる
 事になるのでOK。
  
コメント(4) 

コメント 4

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Hyatt

こんにちは。
これはすばらしい表現ですねー。
グラディエーション塗装をランダムにしてリアル感を増した感じですね。

>最悪はこの技法がウォッシングにより消えてしまうかもしれませんが
退色させた部分がマッド状に見えるのですが、
だとすると、なんとなく私もこれが気になります。

それにしてもボルさんの塗装表現の探求は私にも良い刺激になります。
by Hyatt (2010-08-15 13:05) 

Zacrow

こんばんは。コメント欄復活されていたのですね。今日気がついてしまいました(汗)

力技で褪せさせるということは、やはり彩度を落とした褪色をグラデーション塗装するのか、
いや、もっとランダムに褪せているのでそうでない気もするし・・・
その技法、凄く気になります。

>最悪はこの技法がウォッシングにより消えてしまう
自分が以前ブラウンを使って、彩度を下げた色を使ったグラデーション塗装をした時がありましたが、サンドカラーのフィルタリングで見事消えてしまいました。
こればっかりは使う色とかウォッシングに使う色とかその具合で千差万別でしょうね。
良い経験になることをお祈りしております。
by Zacrow (2010-08-15 21:52) 

Borsalino

::Hyattさん::

いらっしゃいませ。

>グラディエーション塗装をランダムにしてリアル感を増した感じですね。
今回の手法は「段階を踏まないグラデーション」のような感じだと思います。
手法としては暴れ馬を制御する楽しみがあると言えるかもしれません。

>退色させた部分がマッド状に見えるのですが、
はい、完全なツヤ消しです。
ウオッシングの段階で予定外のトコにまで毛細管現象で流れていきそう
ですが、それも面白いと考えています。

毎回、実験的要素ばかりで結果が伴わないのですが Hyattさんのモチ
ベーション維持に少しでも貢献出来れば幸いです。

by Borsalino (2010-08-16 21:19) 

Borsalino

::Zacrowさん::

こんばんは。

コメント欄は私の都合によって記事ごとに早期に閉じたりします。(^_^;)

>彩度を落とした褪色をグラデーション塗装するのか
今回の方法は基本塗装に使う塗料以外に他の「塗料」は全くつかいません。
技法的には よくいう「塗装面を泣かせる」というのが近いといえば近いですね。

>使う色とかウォッシングに使う色とかその具合で千差万別でしょうね。
私の少ない経験上は「色」もですが 何を使ってウオッシングするか?で効果が
全然違います。
エナメル系では油彩・タミヤエナメル塗料。
アクリル系でのウオッシングはアクリルガッシュ・ヴァレホ・クレオス系・タミヤ系
の選択肢でウオッシングの効果は違ってきます。
又、アクリル系では溶剤に「アクリル溶剤」もしくは「水」で希釈しても 効果は違っ
てきます。
脳内イメージと現実の影響が最も少ないのは 最初から基本塗装の段階でウオ
ッシングを意識したグラデーション塗装をラッカー系で行っておく事だと思います。

余談ですが、私はエナメル系でウオッシングやスミ入れをする場合には15年前
に買っておいた「ジッポライター用オイル」で希釈しております。


by Borsalino (2010-08-16 21:35) 

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